2025年2月19日(水)14:45〜18:30
理学研究科セミナーハウス (対面のみ)
講演1「MACS はどのように始まったか?」
國府寛司 博士 (数学・数理解析専攻 教授)
2016年5月のキックオフシンポジウムから始まったMACSが2025年度で10年目を迎えるという時期にあたり,その立ち上げの時のことを振り返ってお話したい.特に,10年前にどのような人々がどのようなことを考えて,それがMACSプログラムに至ったのか,また当初MACSでやりたいと思っていたができなかったことなどを思い出し,この10年のMACSの歩みや,MACSとその後の京大理学の諸活動との関わりなどについて,いくつか取り上げてお話してみたい.
講演2「MACSから生まれた躍動感」
高橋淑子 博士 (生物科学専攻 教授)
「MACS」は語呂がよかったせいか多くの人に覚えていただき、「名付け親」として嬉しい限りです。私はベタベタの実験発生生物学者であり数学とは縁遠かったのですが、なぜかMACSには初めから首を突っ込む形となり、以来、10年間にわたりSGを企画しました。「本物(トリ胚)をみて数理を考える」という共通テーマのもと、物理・数学の院生や学部生たちが数式を議論し、顕微鏡をのぞいて生(なま)のトリ胚を観る姿に心躍りました。当時ハーバード大から出た「腸ルーピング」論文は、実験生物―物理―数理の融合研究で世の中を驚愕させましたが、「ハーバードでできることが京大理学でできないはずがない」を合い言葉に、新しい挑戦に胸躍る10年間でした。
◎本コロキウムは理学部・理学研究科の学生・教職員が対象ですが、京都大学・理化学研究所に在籍されている方はどなたでもご参加いただけます。 ◎問い合わせ先:macs*sci.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
日時
2025年2月19日(水)14:45〜18:30
開催場所
理学研究科セミナーハウス (対面のみ)
プログラム
講演1「MACS はどのように始まったか?」
國府寛司 博士 (数学・数理解析専攻 教授)
2016年5月のキックオフシンポジウムから始まったMACSが2025年度で10年目を迎えるという時期にあたり,その立ち上げの時のことを振り返ってお話したい.特に,10年前にどのような人々がどのようなことを考えて,それがMACSプログラムに至ったのか,また当初MACSでやりたいと思っていたができなかったことなどを思い出し,この10年のMACSの歩みや,MACSとその後の京大理学の諸活動との関わりなどについて,いくつか取り上げてお話してみたい.
講演2「MACSから生まれた躍動感」
高橋淑子 博士 (生物科学専攻 教授)
「MACS」は語呂がよかったせいか多くの人に覚えていただき、「名付け親」として嬉しい限りです。私はベタベタの実験発生生物学者であり数学とは縁遠かったのですが、なぜかMACSには初めから首を突っ込む形となり、以来、10年間にわたりSGを企画しました。「本物(トリ胚)をみて数理を考える」という共通テーマのもと、物理・数学の院生や学部生たちが数式を議論し、顕微鏡をのぞいて生(なま)のトリ胚を観る姿に心躍りました。当時ハーバード大から出た「腸ルーピング」論文は、実験生物―物理―数理の融合研究で世の中を驚愕させましたが、「ハーバードでできることが京大理学でできないはずがない」を合い言葉に、新しい挑戦に胸躍る10年間でした。
備考
◎本コロキウムは理学部・理学研究科の学生・教職員が対象ですが、京都大学・理化学研究所に在籍されている方はどなたでもご参加いただけます。
◎問い合わせ先:macs*sci.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)